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日記 観光

ケニア山登山日記【Day3】「マッターホルンは名前負け?」の巻

投稿日:2016-12-27 更新日:

【Day2】はコチラ

ついにピークアタックの日。

御来光を拝むため、深夜3時にロッジを出て頂上に向かう。頂上とは言っても、ケニア山の一番高い峰はプロでないと登れないため、第三峰であるレナナ峰を目指す。

標高4200mの夜中は想像を絶するほど寒い。シャツ4枚、パーカー、ジャージ、ダウンジャケット、厚手のジャケットを着込んだ。

空は快晴で、信じられないほどの数の星が見えた。冗談抜きでオリオン座の中に100個以上の小さな星が見えた

人生で一番レベルのきれいな星空に当然感動はした。しかしそれよりも、これから5000mの頂上を目指すということにアドレナリンが湧き出て、人生で一番レベルの感動ではなかったことは覚えている。

5人のメンバーのうち、もう一人の女性も体調が万全でなかったため、男3人で頂上を目指すことにした。ケニア人のポーターは2人付いてきてくれることになり、俺以外の2人が先に荷物を預けていた。

「俺の荷物は誰が持つんだ?」

とポーターに問いかけると、ポーターどうしで顔を見合わせた後に僕を見て言い放った。

「お前が運ぶんだ。」

他の2人は手ぶらにポール(ステッキ)、僕は背中に赤ちゃんくらいの重さを背負ってのピークアタックになった。

トレーニングできてラッキー。

そしてついに出発。

登り始めから急な坂が待っている。足場が悪くて滑り、そして何より暗い。ヘッドライトをしているが視界は十分でなく、一歩一歩に集中する。

一歩間違えれば100mも200mも転げ落ちてしまうような斜面を登っていくが、逆に暗くて周りがあまり見えないことで恐怖心が薄れていたのは間違いない。

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そしてふと上を見上げると満天の星空。

スーーーッと長く尾を引く流れ星が1つだけ見えた。

時には手を使わなければ登れないような斜面を登り、大きな岩をつたって細い道を行き、登りはじめてから3時間ほどしたころ空が明るくなりだした。

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頂上までの距離もあとわずか。焦らずに進んだ。

そして。

午前6時ちょうど。

僕たちはケニア山の登頂に成功した。

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標高4985m。

未知の世界だった。

目的の御来光を拝む。

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日の出に真正面から向き合った。

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下界を覆う雲海はまさに文字通り雲の海だ。

一通り感動を味わったら、あのダンスを踊ったり、カップラーメンを食べたりして、1時間弱ほどの時間を4985mで過ごしてから下山した。

下りも下りでしんどかった。

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周りはすっかり明るくなって、夜中に登っていた険しい道が見えてゾッとする。

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こんな道を登っていたのか。

1時間ほど下り少し緩やかになってきたところで、テンションの上がった友人はスキーのモーグルの真似をしだした。

こけることは容易に想像がついた。

ポケットに入っていたカメラの液晶が割れた。

僕は彼をお調子者の鑑と認定した。

登りに3時間かけた道を2時間で下りると、もうひとりの女性メンバーと、いつもの美味しいケニア朝食が僕たちを迎えてくれた。

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鳥も食べたそうだった。

ロッジに帰還したのは午前9時。この日はもう予定がなく、同じロッジに泊まることになっていたのでとりあえず昼寝した。

それからトランプしたり、麓の町で大量に買いだめたお菓子を消費したりして時間を過ごした。

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スイスのマッターホルンを模したチョコ、TOBLERONE。

ケニア山も山頂が尖っていてマッターホルンに似ていると言われているので、何となく持っていった。

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パンッパンになることを期待してわざわざ運んだドでかいポテトチップスは、どこかで限界を迎えて小さな穴が空いてしまったのかしぼんだままだった。

そして夕食。

この日もスープから始まり、メインはチキンだったが、量が多くかなり残してしまった。

これはけっしてお菓子を食べすぎたからではなく、腹八分目で抑えたわけでもなく、5人前の料理を4人で食べたからに違いない。

この日のクライマックスは何と言ってもピークアタック。

感動という言葉では役不足なほどの経験を味わった。

しかし、登山の辛さはまだこれからだった。

To be continued…

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