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【ニュース要約】“大変だけど自分を奮い立たせるの” 自ら働いて学費を稼ぐ大学生

投稿日:2016-09-06 更新日:

学費に困っている学生は少なくない。

自省を込めて。

 

今日紹介したいのはこの記事。

Third year student washes clothes to raise school fees – CITIZEN DIGITAL ※新しいタブで開きます

タイトルは、「学費を調達するために服を洗う大学3年生」。

さっそく内容を見ていきましょう。

要約

大学3年生のデイジーは、学費を捻出するため洋服を洗濯する仕事を始めた。

一家の稼ぎ頭である父親が、糖尿病により足を切断し働くことができなくなってしまったためだ。

そのため、デイジーは大学3年の2学期を休学し、母親とともに働いている。

学費は450,000KSH。

洗濯の仕事で一日に稼げるのはわずか300~500KSH(≒円)。

必需品以外にお金を使う贅沢はない。

デイジーは長女で、母親としても必ず大学を卒業して職に就かせ、その後の家族を支えて欲しいと言う。

※今回の英語
amputate : 切断する
breadwinner : 一家の稼ぎ手

この記事に見るケニアの諸問題

家政婦は稼げない

デイジーがしている、洗濯、ハウスキーパーのような仕事は、ほとんど誰にでもできる仕事。

1日300~500円ということは月収約9,000~15,000円。

世帯収入がそれくらいだとすれば、ケニアでは最低限の暮らしができる程度です。

十分に稼げないとはいえ、この仕事をしている人は実際多い。

僕もケニア人の女性に「服を洗わせてくれないか?と頼まれたことがあります。

僕は日中部屋に入れるのが怖かったので断りましたが、そういう人に洗濯をお願いしてる隊員もいます。

やはり1回200円とか、週2回で500円とかそういう契約みたいです。

母子家庭・父子家庭も少なくない

この記事のように家庭の稼ぎ手、主に父親が稼げなくなってしまうことはよくあります。

病気や事故で体が不自由になったり、亡くなってしまうケースも多いです。

日常会話の中で、身近な人が事故・病気で亡くなった、という話をよく聞くし、日本と比べかなり身近に感じます。

離婚もあります。

僕のかつての隣人は離婚でシングルマザーになり、2人の小学生を育てています。

この人にお金を貸して返ってこない、という残念エピソードはまたの機会にお話ししようと思います。

就職難という闇

UNESCOによると、ケニアの大学進学率は4%(2009年)となっています。

日本の約50%と比べるとかなり低い数字、これが問題なのは一旦置いておいて、逆に大学を卒業できればかなり有利に感じますよね。

でも個人的にですが、必ずしもそうとは言えない、という感覚があります。

大学卒業したからといって、必ずしもちゃんとした職業に就けるとは限りません。

雇用の量もそうですが、賃金が低いのが何よりの問題。

大学を卒業したものの、高給の仕事が見つからずにIターンという若者をよく見かけます。

よく言われる、雇用を生むことの必要性はこういう記事を見るとかなりリアリティをもって感じることができますね。

まとめ

親が働けなくなり、自分で働いて学費を賄わなければならなくなった学生の話でした。

ここからだけでも、低賃金、進学率の低さ、医療の未発達、交通事故、雇用の少なさ、様々な問題が絡み合っているのが分かります。

記事内のデイジーの発言で、

“When am washing clothes, I feel bad but I encourage myself because I am the first born and my siblings are looking up to me,”

というのがとても心に響きました。

僕は本当に恵まれている。

目を背けてはいけない。

甘えてちゃいけない。

 

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